UTokyo Wi-Fi
目次
UTokyo Wi-Fiとは
UTokyo Wi-Fiとは,東京大学の構成員が教育・研究を目的として利用できるWi-Fiサービスです.現在,本郷・駒場・柏などのキャンパスのほとんどの教室で利用が可能になっています.UTokyo Wi-Fiを利用する人に向けて利用上の注意が策定されていますので,適宜参照してください.
利用の前に
利用対象者
- UTokyo Wi-Fiを利用できるのは,UTokyo Accountを持つ東京大学の構成員(教職員・学生)です.
- 情報セキュリティ教育を受講していない場合,構成員であっても利用が停止されることがあります.詳細は下の「情報セキュリティ教育」の項を参照してください.
- UTokyo AccountでそのままUTokyo Wi-Fiが利用できるわけではなく,別途学期ごとにアカウントを発行する必要があります.
利用上の注意
- UTokyo Wi-Fiは大学の教育・研究活動および国立大学法人法が定める業務にのみ利用できます.
- UTokyo Wi-Fiは,「東京大学無線ネットワークシステム(UTokyo WiFi)利用規程」に合意し,申請した者が利用できます.
- UTokyo Wi-Fiは申請者本人のみが利用できます.アカウントは第三者に貸与してはいけません.他人に盗用されないよう管理してください.
- UTokyo Wi-Fiは情報セキュリティ確保を目的とした通信監視,不適切と判断するサイトへのアクセス制限を行います.
- UTokyo Wi-Fiは「東京大学無線ネットワークシステム(UTokyo WiFi)利用規程」が定める禁止行為を行った場合(本学の指定する情報セキュリティ教育を受講しない等)は,アカウントを停止します.
- UTokyo Wi-Fiを利用していてセキュリティインシデントに関する連絡を受け取った場合は速やかに対応してください.
- UTokyo Wi-Fiは自身のデバイスを自身で設定できる方が利用できるサービスとして提供しています.
- UTokyo Wi-Fiの利用状況を個人が特定されないよう統計的に処理し,本学運営のために公開することがあります.
情報セキュリティ教育
東京大学では毎年度,UTokyo Accountを持つ全ての方を対象に,情報セキュリティ教育を実施しています.実施時期(2022年度の場合,学生は5月から,教職員は7月から)になりましたら通知がありますので,必ず受講してください.所定の時期に情報セキュリティ教育の受講を完了されなかった場合はアカウントが停止され,年度末までUTokyo Wi-Fiに接続することができなくなります.アカウントが停止されると,アカウントメニューへのログインやアカウントの新規発行もできなくなります.
着任・入学時には情報セキュリティ教育の受講期間が終了していた場合
この場合,UTokyo Wi-Fiの利用資格は停止されず,着任・入学時からUTokyo Wi-Fiを利用可能です.情報セキュリティ教育のページにある「情報セキュリティ教育 教材」をよくお読みの上,UTokyo Wi-Fiをご利用ください.なお,情報セキュリティ教育は毎年度実施されますので,来年度以降はご受講ください.所定の時期に情報セキュリティ教育の受講を完了しなかった場合
UTokyo Wi-Fiの利用には情報セキュリティ教育の受講が必須です.情報セキュリティ教育の受講自体は,所定の受講期間を過ぎていてもITC-LMSから可能となっているので,受講してください.そのうえで,情報セキュリティ教育のページの下部の「お問い合わせ」から,今後の対応についてお問い合わせください.共用機器での利用について
UTokyo Wi-Fiは,各個人が占有して利用する機器でのみ利用可能で,複数人が共用する機器での利用は禁止です.共用機器での利用は,UTokyo Wi-Fiアカウントを取得した本人以外に利用させることになり,利用規程で禁止されているアカウントの貸与にあたるためです.なお,OSのユーザーアカウントが個人別に設定されていて,UTokyo Wi-Fiアカウントが取得した本人以外に利用できない,という状況であれば問題ありません.
利用開始までの手順
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手順1:利用する機器を確認する
通常のノートパソコンやスマートフォン,タブレットでは基本的にUTokyo Wi-Fiの利用が可能ですが,これ以外の電子機器や古い機器では接続ができないことがあります.例えば,WPA2-Enterprise方式に対応していない機器は接続できません.接続にあたっては,その機器のOSやドライバのアップデートを確認し,適切に更新して利用するようにしてください.
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手順2:UTokyo Wi-Fiアカウントの発行を申請する
- 既に有効なUTokyo Wi-Fiアカウントを持っている場合,アカウント発行の手順を繰り返す必要はありません(2台目以降の機器も同じアカウントで利用できます).
- 以下の「UTokyo Wi-Fiアカウントメニュー」にアクセスしてください. UTokyo Wi-Fiアカウントメニュー
- 既にUTokyo Accountにサインイン済みの場合を除き,UTokyo Accountのサインイン画面が表示されるので,サインインしてください.
- 「新規申請」ボタンを押してください.
- アカウント情報(ユーザーID・パスワード)が書かれた通知メールは,ECCSクラウドメールのメールアドレスと,「通知用メールアドレス」欄に表示されているメールアドレスの両方に届きます.
※申請後にアカウントメニューを閉じてしまうと,通知メール以外からはUTokyo Wi-Fiアカウントのパスワードを確認することができなくなります.次の作業に進む前に,通知メールを受け取れる状態になっているかどうかを確認してください. - 「申請」ボタンを押してください.
- しばらく待つと通知メールが届きます.また,通知メールと同様の内容がアカウントメニューにも表示されます.
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この手順がうまくいかないときのヘルプ
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以下のような画面が出てアカウントメニューにアクセスできない場合:
情報セキュリティ教育を受講していないため,アカウントが停止されています.詳細は「情報セキュリティ教育」の項を参照してください.
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通知メールが届かない場合:
- 迷惑メールフォルダなどに紛れ込んでいないかどうか,再度確認してください.
- メールは,ECCSクラウドメールと,申請画面の「通知用メールアドレス」欄に表示されているメールアドレスに届きます.違うメールアドレスを見ていないか確認してください.
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以下のような画面が出てアカウントメニューにアクセスできない場合:
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手順3:UTokyo Wi-Fiに実際に接続する
- この作業はキャンパス内のUTokyo Wi-Fi(SSIDが
0000UTokyo
となっているWi-Fi)が見える場所でしかできません.
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手順1で確認した端末のWi-Fi接続設定画面で,
0000UTokyo
を選んでください. - UTokyo Wi-FiアカウントのユーザーIDとパスワードを入力してください(UTokyo Accountではありません).ユーザーIDとパスワードは,手順2で届く通知メールから確認できるほか,申請直後であればアカウントメニューの申請完了画面にも表示されています.
- 接続が完了すれば,後は普通のWi-Fiと同様に使えます.
- 接続時に,証明書の確認や,下の「接続の詳細な設定」の項に書かれた情報の入力が必要な場合があります.
-
機器ごとの詳細な接続方法がECCS相談員のページに掲載されているので,分からない場合はあわせて参照してください.
また,接続方法が同様である「eduroam」というWi-Fiシステムのページにある「利用の手引き」も参考になるかもしれません(
eduroam
をUTokyo Wi-FiのSSIDに読み替えて利用してください). -
この手順がうまくいかないときのヘルプ
- 電波が弱いと作業中に接続が途切れてしまってうまくいかないことがあります.場所や時間帯を変えて試してみてください.
- ユーザーIDは数字以外の部分も省略せずに入力してください.
- パスワードに含まれる記号を正しく入力しているか確認してください.通知メールからコピーアンドペーストして入力してみてください.
- 通知メールからコピーアンドペーストして入力している場合は,前後に余計な空白が入っていないか確認してください.
- 途中でうまくいかなくてアカウントの申請を複数回行った場合,そのうち1つのアカウントだけが有効になります.UTokyo Wi-Fiアカウントメニューに表示されているアカウントのみが有効なので,確認してください.
- 利用する機器が最新の状態ではないために起こる場合もあります.古いMacOS,Windows 8.1以前,アップデートをしていない機器(スマホ等)は接続までに,最新のバージョンにしてください.
- この作業はキャンパス内のUTokyo Wi-Fi(SSIDが
利用に関する情報
アカウントの有効期限
UTokyo Wi-Fiのアカウントの有効期限は翌年度の4月末です.各年度の開始前に新たなアカウントが発行できるようになるので,引き続き利用する場合は,年度ごとにアカウントを発行し直してください.
- アカウントを発行し直す手順は,上の手順2・手順3と同様です.
- 情報セキュリティ教育を受講しておらず利用資格が停止されている場合は,アカウントを発行し直すことはできません.詳細は上の「情報セキュリティ教育」の項を参照してください.
- アカウントを発行し直したら,新しいアカウントのユーザーID・パスワードを利用している機器に入力し,接続してください.
- 以前のUTokyo Wi-Fiアカウントの情報を機器が記憶してしまっており,情報を変更できない(新たなユーザーID・パスワードを入力するための画面が出ない)場合,一度Wi-Fiのアカウント情報を削除してください.具体的な削除方法はOSや機器の種類によって異なりますので,それぞれの機器のマニュアルを参照してください.なお,WindowsについてはECCS相談員のページ,iOSについては公式ヘルプ「iPhone、iPad、iPod touch、Mac で Wi-Fi ネットワークの設定を削除する方法」もそれぞれ参考にしてください.
接続の詳細な設定
SSID |
0000UTokyo ※更新前の旧SSID
UTokyo-WiFi は順次利用できなくなります. |
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セキュリティ | WPA2-Enterprise (802.1X) |
暗号化 | CCMP (AES) |
認証方式 | PEAP MSCHAPv2 (EAP-MSCHAPv2) |
サーバ証明書 |
u-tokyo.ac.jp を入力してください. |
セキュリティ対策
UTokyo Wi-Fiを含む本学のネットワークでは,全学セキュリティファイアウォール等による情報セキュリティ確保が図られています.
- セキュリティ上問題があると考えられる通信は,全学セキュリティファイアウォールによってブロックされるため,UTokyo Wi-Fiでは閲覧できないウェブサイトが存在します.
- セキュリティ上問題があると考えられる通信が検出された場合,UTokyo WiFi タスクフォースまたは所属部局の担当(部局CERT)が利用者に対してメールで連絡することがあります.
- UTokyo WiFiタスクフォースから連絡する場合の発信元メールアドレスは
utokyo-wifi-cert.adm_at_gs.mail.u-tokyo.ac.jp
またはutokyo-wifi-tf_at_itc.u-tokyo.ac.jp
(_at_
は@に読み替えてください)です. - 連絡への応答がない場合はアカウントが停止される場合があります.停止されたアカウントを復旧させるには,所属部局のCERTと相談の上で妥当な再発防止策を講じる必要があります.
- UTokyo WiFiタスクフォースから連絡する場合の発信元メールアドレスは
その他
- UTokyo Wi-Fiのアカウントあたりの接続機器の数には上限はありません.
- UTokyo Wi-Fiのアカウントを直接削除することはできません.ただし,再度「UTokyo Wi-Fiアカウントメニュー」の「新規申請」ボタンを押してアカウントを発行し直すことで,既存のアカウントは無効になります.
- UTokyo Wi-Fiは一時的に特定の場所,または学内全域でトラブルが発生して利用に支障が出ることがあります.ご不便をおかけいたしますが,速やかに対応できるよう努めてまいりますので,ご理解ください.
- 東京大学には,UTokyo Wi-Fiの他にも学内で共通に利用できる無線LANサービスがあります.東京大学の構成員の方は「東京大学構成員の無線LAN利用」のページを,学外の方は「東京大学での無線LAN利用」のページをそれぞれ参照し,適切に利用してください.
- UTokyo Wi-FiアカウントのユーザーIDとパスワードを用いて,大学や研究機関等での相互利用が可能な無線LANサービスeduroamに接続することができます(2023年1月31日以降に発行したUTokyo Wi-Fiアカウントに限ります).詳細は「東京大学構成員の無線LAN利用」のページの「eduroam」の項を参照してください.
- いくつかの教室・会議室では,UTokyo Wi-Fiアカウントで接続できる有線ポートが提供されています(原則として教職員向け).詳細は「教室等の有線接続サービスについて」をご覧ください.
- 部局のネットワーク担当者の方は,UTokyo Portalの情報も参照してください.
トラブルシューティングと問い合わせ
利用にあたって問題が発生した場合は,まずは自身で以下の点をもう一度確認してみてください.
- はじめて接続する際に問題が発生している場合は,本ページの「利用開始までの手順」を丁寧に読みなおしてください.また,機器ごとの詳細な接続方法が掲載されているECCS相談員のページも,必要に応じて参照してください.
- 2回目以降の接続で問題が発生した場合は,本ページの「アカウントの有効期限」を参照してください.
- ご友人や同僚など,利用ができている周りの方にも相談してみてください.
それでもうまくいかなければ,サポート窓口へお問い合わせください.なお,問い合わせにあたっては,以下の点をご理解ください.
- 大変多くの問い合わせが寄せられています.大半の場合,即時の回答は困難です.
- 特定の機種に即したサポートは必ずしも提供できません.あらゆる機種の機器を保有してテストすることが現実的に困難なためです.販売店やメーカーなどに問い合わせることも検討してください.
また,学生スタッフのECCS相談員がキャンパス内の複数の場所に配置されており,対面で直接相談することもできます.