2024年3月1日以降に,UTokyo Wi-Fiアカウントを発行してUTokyo Wi-Fiやeduroamを利用する方は,「2024年度のUTokyo Wi-Fiアカウントの利用について」を参照してください.
UTokyo Wi-Fiとは
UTokyo Wi-Fiは,東京大学の構成員が教育・研究などの大学の活動を目的として利用できるWi-Fiサービスです.現在,キャンパス内のほとんどの建物で利用可能になっています.「東京大学無線ネットワークシステム(UTokyo WiFi)利用規程」に従って利用してください.
利用の前に
利用対象者
- UTokyo Wi-Fiを利用できるのは,UTokyo Accountを持つ東京大学の構成員(教職員・学生)です.
- UTokyo Accountの多要素認証を有効化していない場合,UTokyo Wi-Fiを利用することはできません.詳細は下の「UTokyo Accountの多要素認証」の項を参照してください.
- 情報セキュリティ教育を受講していない場合,構成員であっても利用が停止されることがあります.詳細は下の「情報セキュリティ教育」の項を参照してください.
- UTokyo AccountでそのままUTokyo Wi-Fiが利用できるわけではなく,別途年度ごとにアカウントを発行する必要があります.
UTokyo Accountの多要素認証
セキュリティの観点より,UTokyo Wi-Fiの利用にあたっては,UTokyo Accountの多要素認証の有効化を必須としています.
- 多要素認証を有効化していない場合はUTokyo Wi-Fiの利用資格が停止されます.具体的には,UTokyo Wi-Fiアカウントメニューへのサインインやアカウントの新規発行ができなくなります.
- UTokyo Wi-Fiを利用する前には必ず多要素認証の初期設定を行ってください.具体的な手順については「UTokyo Account多要素認証の初期設定手順」を確認してください.
情報セキュリティ教育
UTokyo Wi-Fiの利用にあたっては,情報セキュリティ教育の受講を完了することを必須としています.情報セキュリティ教育は,東京大学全体の情報セキュリティの向上を目的として,毎年度UTokyo Accountを持つ全ての方を対象に実施しています.実施時期になりましたら通知がありますので,必ず受講してください.実施時期や受講の手順については情報セキュリティ教育のページを確認してください.
- 所定の時期に情報セキュリティ教育の受講を完了しなかった場合はUTokyo Wi-Fiの利用資格が停止されます.具体的には,UTokyo Wi-Fiアカウントメニューへのサインインやアカウントの新規発行ができなくなります.さらに,UTokyo Wi-Fiアカウントを以前に発行していた場合は,アカウントが削除されUTokyo Wi-Fiに接続することができなくなります.
- 利用資格が停止された場合は,情報セキュリティ教育を受講してください.確認テストに合格するとただちに利用資格の停止が解除されるので,アカウントを再発行・再度設定する手順に従って,UTokyo Wi-Fiアカウントメニューから新しいアカウントを発行し,デバイスに設定してください.
- 新たに入学・着任した方については,情報セキュリティ教育を受講し,確認テストに合格した後にUTokyo Wi-Fiの利用が可能となります.利用開始の前に情報セキュリティ教育を受講してください.
共用機器での利用について
UTokyo Wi-Fiは,各個人が占有して利用する機器でのみ利用可能で,複数人が共用する機器での利用は禁止です.共用機器での利用は,UTokyo Wi-Fiアカウントを取得した本人以外に利用させることになり,利用規程で禁止されているアカウントの貸与にあたるためです.なお,OSのユーザーアカウントが個人別に設定されていて,UTokyo Wi-Fiアカウントが取得した本人以外に利用できない,という状況であれば問題ありません.
利用開始までの手順
-
手順1:利用する機器を確認する
通常のノートパソコンやスマートフォン,タブレットでは基本的にUTokyo Wi-Fiの利用が可能ですが,これ以外の電子機器や古い機器では接続ができないことがあります.例えば,WPA2-Enterprise方式に対応していない機器は接続できません.接続にあたっては,その機器のOSやドライバのアップデートを確認し,適切に更新して利用するようにしてください. -
手順2:UTokyo Wi-Fiアカウントの発行を申請する
- 既に有効なUTokyo Wi-Fiアカウントを持っている場合,アカウント発行の手順を繰り返す必要はありません(2台目以降の機器も同じアカウントで利用できます).
-
以下の「UTokyo Wi-Fiアカウントメニュー」にアクセスしてください. UTokyo Wi-Fiアカウントメニュー
-
既にUTokyo Accountにサインイン済みの場合を除き,UTokyo Accountのサインイン画面が表示されるので,サインインしてください.
ヘルプ:「これに対するアクセス権がありません」または「You don’t have access to this」というエラーが表示される場合
UTokyo Wi-Fiの利用に必要なUTokyo Accountの多要素認証の申請およびその反映が完了していない可能性があります.「UTokyo Account多要素認証の初期設定手順」を最後の「手順4:多要素認証の利用を申請する」まで確実に行って,UTokyo Accountの多要素認証を有効化してください.その後,多要素認証の設定がシステムに反映されるまで約40分かかるので,それまでしばらくお待ちください.
ヘルプ:「申し訳ありませんが、サインイン中に問題が発生しました。」または「Sorry, but we’re having trouble signing you in.」というエラーが表示される場合
以下の画像のようなエラーが表示されてしまい,UTokyo Wi-Fiアカウントメニューにサインインできない場合,UTokyo Wi-Fiの利用に必要な,情報セキュリティ教育の受講が完了していない可能性があります.情報セキュリティ教育のページを確認し,確認テストに合格してください.テストに合格するとその結果が即座にシステムに反映されます.
-
「新規申請」ボタンを押してください.
-
アカウント情報(ユーザーID・パスワード)が書かれた通知メールは,ECCSクラウドメールのメールアドレスと,「通知用メールアドレス」欄に表示されているメールアドレスの両方に届きます.
※申請後にアカウントメニューを閉じてしまうと,通知メール以外からはUTokyo Wi-Fiアカウントのパスワードを確認することができなくなります.次の作業に進む前に,通知メールを受け取れる状態になっているかどうかを確認してください.通知用メールアドレスを変更したい場合
通知メールが送信されるメールアドレスは次の場所から変更することができます.
- 学生の場合 ※学生でも教職員でもあるアカウントの場合を含む:UTASの「学生情報」メニューにある「現住所等変更入力」の「E-MAIL 1」欄(なお,「E-MAIL 2」のアドレスはUTokyo Wi-Fiのメール送信先としては使えません)
- 教職員の場合※学生でも教職員でもあるアカウントの場合を除く:人事情報MyWebの「パーソナルメニュー」にある「本人属性変更:登録画面」の「学内メールアドレス」欄(
u-tokyo.ac.jp
で終わるメールアドレスである必要があります)
なお,変更が反映されるまでに時間がかかりますので,翌日以降に改めてアカウント発行申請の作業を行ってください.
ヘルプ:通知メールが届かない場合
- 迷惑メールフォルダなどに紛れ込んでいないかどうか,再度確認してください.
- メールは,ECCSクラウドメールと,申請画面の「通知用メールアドレス」欄に表示されているメールアドレスに届きます.違うメールアドレスを見ていないか確認してください.
-
「申請」ボタンを押してください.
-
しばらく待つと通知メールが届きます.また,通知メールと同様の内容がアカウントメニューにも表示されます.
-
手順3:UTokyo Wi-Fiに実際に接続する
- この作業はキャンパス内のUTokyo Wi-Fi(SSIDが
0000UTokyo
となっているWi-Fi)が見える場所でしかできません.
-
手順1で確認した機器のWi-Fi接続設定画面で,
0000UTokyo
を選んでください. - UTokyo Wi-FiアカウントのユーザーIDとパスワードを入力してください(UTokyo Accountではありません).ユーザーIDとパスワードは,手順2で届く通知メールから確認できるほか,申請直後であればアカウントメニューの申請完了画面にも表示されています.
- 接続が完了すれば,後は普通のWi-Fiと同様に使えます.
- 接続時に,証明書の確認や,下の「接続の詳細な設定」の項に書かれた情報の入力が必要な場合があります.
この手順がうまくいかないときのヘルプ
- 電波が弱いと作業中に接続が途切れてしまってうまくいかないことがあります.場所や時間帯を変えて試してみてください.
- UTokyo Wi-FiのユーザーIDは,先頭の
u
や末尾の@wifi.u-tokyo.ac.jp
も,すべて省略せずに入力してください. - パスワードに含まれる記号を正しく入力しているか確認してください.通知メールからコピーアンドペーストして入力してみてください.通知メールからコピーアンドペーストして入力している場合は,前後に余計な空白が入っていないか確認してください.
- アカウントの発行申請を複数回行った場合,最新の申請によるアカウント以外は,直ちに無効化されます.接続する時点でUTokyo Wi-Fiアカウントメニューに表示されているアカウントのみが有効です.
- 利用する機器が最新の状態ではないためにトラブルが起こる場合もあります.OSのアップデートを済ませてから再度試してください.
- この作業はキャンパス内のUTokyo Wi-Fi(SSIDが
なお,以下の各ページで,端末の種類ごとに詳しい接続手順を説明しています.
- WindowsでUTokyo Wi-Fiを利用する
- macOSでUTokyo Wi-Fiを利用する
- AndroidでUTokyo Wi-Fiを利用する
- iPhoneやiPadでUTokyo Wi-Fiを利用する
接続の詳細な設定
SSID | 0000UTokyo |
---|---|
セキュリティ | WPA2-Enterprise (802.1X) |
暗号化 | CCMP (AES) |
認証方式 | PEAP MSCHAPv2 (EAP-MSCHAPv2) |
サーバ証明書 |
※証明書の「ドメイン」を入力するよう求められた場合は, |
利用に関する情報
アカウントの有効期限
UTokyo Wi-Fiのアカウントの有効期限は翌年度の5月上旬です.各年度の開始前に新たなアカウントが発行できるようになるので,引き続き利用する場合は,年度ごとにアカウントを発行し直してください.アカウントの再発行の方法については,アカウントを再発行・再度設定する手順をご確認ください.
突然接続できなくなった場合
以前は正常にUTokyo Wi-Fiに接続できていたのに,急に接続ができなくなった場合は,お使いのUTokyo Wi-Fiアカウントに問題が生じている可能性があります.これを確認するために,UTokyo Wi-Fiアカウントメニューにサインインしてみてください.
- 「申し訳ありませんが、サインイン中に問題が発生しました。」または「Sorry, but we’re having trouble signing you in.」というエラーメッセージが表示され,サインインができない場合,毎年実施される情報セキュリティ教育の確認テストに合格したと判定されていません.この場合は,まず情報セキュリティ教育を受講し,確認テストに合格してからアカウントを再発行・再度設定してください.
- サインインした直後の画面にユーザーIDや通知用メールアドレスなどのUTokyo Wi-Fiアカウントの情報が表示されない場合,なんらかの理由でアカウントが削除されているようです.アカウントを再発行・再度設定してください.
- サインインした直後の画面にUTokyo Wi-Fiアカウントの有効期限が表示されます.有効期限が切れている場合はアカウントを再発行・再度設定してください.
上記のいずれにも当てはまらない場合,お使いのUTokyo Wi-Fiアカウントに問題は無いようです.UTokyo Wi-Fiの一時的な障害や,お使いの機器の不具合が原因である可能性があります.UTokyo Wi-Fi トラブルシューティングのページを確認してください.
これらを確認して,それでもうまくいかなければ,サポート窓口へお問い合わせください.
アカウントを再発行・再度設定する手順
有効期限切れなど,なんらかの理由で,以前に利用していたUTokyo Wi-Fiアカウントが無効になる場合があります.こういった場合,UTokyo Wi-Fiアカウントメニューからアカウントを再発行するだけでは不十分であり,新しく発行されたアカウントを機器に再び設定する必要があります.以下の手順に従ってください.
- 利用開始までの手順の手順2に従ってUTokyo Wi-Fiアカウントメニューからアカウントを再発行してください.
- 「申し訳ありませんが、サインイン中に問題が発生しました。」または「Sorry, but we’re having trouble signing you in.」というエラーメッセージが表示される場合は,情報セキュリティ教育を受講し,確認テストに合格してください.確認テストの合格には全問正解が必須です.
- 利用開始までの手順の手順3に従って,機器にアカウントを再度設定してください.
- このとき,以前のUTokyo Wi-Fiアカウントの情報を機器が記憶してしまっており,情報を変更できない(新たなユーザーID・パスワードを入力するための画面が出ない)ことがあります.この場合は,一度Wi-Fiのアカウント情報を削除してください.具体的な削除方法はOSや機器の種類によって異なりますので,端末の種類ごとの説明ページの手順3を参照してください.これらのページに記載がない場合は,それぞれの機器のマニュアルを参照してください.
セキュリティ対策
UTokyo Wi-Fiを含む本学のネットワークでは,全学セキュリティファイアウォール等による情報セキュリティ確保が図られています.
- セキュリティ上問題があると考えられる通信は,全学セキュリティファイアウォールによってブロックされるため,UTokyo Wi-Fiでは閲覧できないウェブサイトが存在します.
- セキュリティ上問題があると考えられる通信が検出された場合,UTokyo WiFi タスクフォースが利用者に対してメールで連絡することがあります.
- メールの発信元は
utokyo-wifi-cert.adm_at_gs.mail.u-tokyo.ac.jp
またはutokyo-wifi-tf_at_itc.u-tokyo.ac.jp
(_at_
は@に読み替えてください)です. - 連絡への応答がない場合はアカウントが停止される場合があります.停止されたアカウントを復旧させるには,所属部局のCERTと相談の上で妥当な再発防止策を講じる必要があります.
- メールの発信元は
その他
- UTokyo Wi-Fiのアカウントあたりの接続機器の数には上限はありません.
- UTokyo Wi-Fiのアカウントを直接削除することはできません.ただし,「UTokyo Wi-Fiアカウントメニュー」の「新規申請」ボタンを押してアカウントを発行し直すことで,既存のアカウントは無効になります.
- UTokyo Wi-Fiは一時的に特定の場所,または学内全域でトラブルが発生して利用に支障が出ることがあります.ご不便をおかけいたしますが,速やかに対応できるよう努めてまいりますので,ご理解ください.
- 東京大学には,UTokyo Wi-Fiの他にも学内で共通に利用できる無線LANサービスがあります.東京大学の構成員の方は「東京大学構成員の無線LAN利用」のページを,学外の方は「東京大学での無線LAN利用」のページをそれぞれ参照し,適切に利用してください.
- UTokyo Wi-FiアカウントのユーザーIDとパスワードを用いて,大学や研究機関等での相互利用が可能な無線LANサービスeduroamに接続することができます.詳細は「東京大学構成員の無線LAN利用」のページの「eduroam」の項を参照してください.
- いくつかの教室・会議室では,UTokyo Wi-Fiアカウントで接続できる有線ポートが提供されています(原則として教職員向け).詳細は「教室等の有線接続サービスについて」をご覧ください.
- 部局のネットワーク担当者の方は,UTokyo Portalの情報も参照してください.
トラブルシューティングと問い合わせ
利用にあたって問題が発生した場合は,まずは自身で以下の点をもう一度確認してみてください.
- はじめて接続する際に問題が発生している場合は,なにか手順を誤っているかもしれません.本ページの「利用開始までの手順」を丁寧に読みなおしてください.端末の種類ごとに詳しい接続手順を説明するページもありますので,併せて参照してください.
- 2回目以降で突然接続ができなくなった場合は,本ページの「突然接続できなくなった場合」を参照してください.
- ご友人や同僚など,利用ができている周りの方にも相談してみてください.
それでもうまくいかなければ,サポート窓口へお問い合わせください.なお,問い合わせにあたっては,以下の点をご理解ください.
- 大変多くの問い合わせが寄せられています.大半の場合,即時の回答は困難です.
- 特定の機種に即したサポートは必ずしも提供できません.あらゆる機種の機器を保有してテストすることが現実的に困難なためです.販売店やメーカーなどに問い合わせることも検討してください.
また,学生スタッフのECCS相談員がキャンパス内の複数の場所に配置されており,対面で直接相談することもできます.