大学生活に必要な情報システムの準備について(新入生向け)

目次

ご挨拶

新入学生の皆さん,入学おめでとうございます.

東京大学では,必要な感染予防対策を講じた上で,2023 年度の授業を対面授業主体で実施します.一方,教育効果を高めることのできる場合には,オンライン授業や,対面とオンラインを併用したハイブリッド授業も行います.また,対面授業でもデジタル技術の活用が進んでおり,電子的な資料配布や課題提出など,情報システムを利用する場面は非常に多くなっています.そこで皆さんには,スムーズに授業に参加できるよう,必要な情報システムの準備をしておくようお願いしたいと思います.持ち運びのできるノートパソコンを用意し,アカウントや各種ツールの初期設定をしておいてください.大学でも,皆さんがキャンパスで充実した活動を行えるように,2022 年度・2023 年度の 2 年間で Wi-Fi を全学的に更新・増強してキャンパスの大部分で利用可能にするなど,環境整備を継続的に進めています.

社会全体でデジタル技術の活用が進むこんにちですが,東京大学でもデジタルトランスフォーメーション (DX) の取り組みが進んでいます.チャットツールや Web 会議などのデジタル技術を用いて,離れた場所にいる人どうしで対話し協働することが簡単にできるようになり,コミュニケーションの形も大きく変わりました.しかし,大学の活動に新しい技術をどうやって取り入れていくかは未知数の部分もあります.学生の皆さんと一緒に,次世代の教育を作るチャレンジをしていきたいと考えていますので,積極的に参加してもらえたらと思います.

このポータルサイト「utelecon」には,東京大学のシステムに関する情報を集約しています.まずは授業を受けるために必要な準備について確認してください.また,さまざまなツールの進んだ使い方も紹介していますので,授業だけでなく勉強会やサークル活動など皆さん自身の活動でも活用していただければと思います.トラブルや困ったことがあれば,サポート窓口で質問も受け付けています.

本学教職員一同,皆さんの健康を守りつつ,学修機会を確保することを最優先しながら,皆さんが心置きなく対面授業やキャンパスの中での諸活動が行えるよう,希望に応えていきたいと考えています.皆さんの望む学修が効果的に行われ,充実した学生生活を送れるよう最善を尽くしてまいります.

理事・副学長 最高情報責任者 (CIO)
太田 邦史

東京大学における授業の形態

東京大学では,対面型やオンラインなど幅広い形態で授業が行われています.対面型の授業は教室で行われる従来の授業のこと,オンライン授業は Web 会議システム等を利用した,教室にいなくても参加できる授業のことを指します.それぞれの授業がどの形態で実施されるかは,授業を実施する学部・研究科等や担当の先生から連絡がありますので,そちらを確認してください.

オンライン授業

オンライン授業にもいろいろな形態がありますが,東京大学で中心となっているのは「同時双方向型」と呼ばれる形態です.これは,例えば Zoom,Webex のような,音声や動画のやりとりができる Web 会議システムと呼ばれる種類のアプリを使って先生と学生がリアルタイムに双方向のやりとりをする形態です.システムを使うために必要な準備などは,このページで説明していきます.

その他の形態としては,授業を録画したビデオなどのコンテンツを視聴して,メールやチャットツールなどで質問や議論を行う「オンデマンド型」と呼ばれる形態や,オンライン授業と教室での対面授業を組み合わせた「ハイブリッド授業」と呼ばれる形態など,さまざまなものがあります.

授業に必要なもの

各種情報システムの利用

東大の授業では,さまざまな情報システムを使います.アカウントの設定を行い,授業で使う際の手順を確認・練習しておきましょう.詳細な手順はこの後の項でくわしく説明しますが,ここで一覧を挙げておきます.

インターネット環境やパソコンなどの機器

授業を受けるためには,インターネット環境やパソコンなどの機器が必要です.どのようなものを用意すればよいか,説明します.

困ったときは

オンライン授業に関して,トラブルやうまくいかないこと,不安なことがあれば,サポート窓口にご相談ください.チャット・Web 会議システム (Zoom)・メールフォームの 3 つの方法で相談を受け付けており,学生スタッフ「コモンサポーター」と教職員が問題解決のお手伝いをします.

たとえば,以下のような質問・相談を歓迎します.

情報システムを使うために必須の手順

上で紹介した各種情報システムの準備について,まずアカウントの作成などの,絶対に行っておくベき重要な作業を説明します.授業開始に間に合うよう,余裕を持って作業してください.もし,手順の途中でうまくいかないことがあれば,サポート窓口に相談してください.

東京大学でオンライン授業を受けるために(新入生向け) 手順動画集」のページでは,以下の手順を動画で説明していますので,必要に応じて確認してください.

情報セキュリティ教育の受講

東京大学では,情報セキュリティの向上のために様々な取り組みを行っており,それらは「東京大学の情報セキュリティ」のページにまとめられています.その取り組みの一つとして,毎年度UTokyo Accountを持つ全ての方を対象に,情報セキュリティ教育を実施しています.新しく入学された方はまずこの情報セキュリティ教育を受講してください.受講の手順については情報セキュリティ教育のページを確認してください.

受講が完了するまで一部のシステム(UTokyo Wi-FiUTokyo VPNUTokyo Slack)は利用できません(UTokyo VPNUTokyo Slackについては,UTokyo Accountの多要素認証の有効化も別途必要です).

情報システムに関するその他の準備手順

つづいて,各種情報システムについて,それぞれのシステムへのログインや,東大のアカウント専用のページへのアクセスなどといった,もう少し細かい確認や作業の手順を説明します.万全の状態で授業を受けられるよう,これらの手順も授業開始までにできるだけ行っておくようにしてください.もし,手順の途中でうまくいかないことがあれば,サポート窓口に相談してください.

大学生活に必要な情報システムの準備について(新入生向け) 手順動画集」のページでは,以下の手順の一部を動画で説明していますので,必要に応じて確認してください.

UTokyo Account

東大の情報システムで使う,「共通 ID」と呼ばれるアカウントです.各システムは,このアカウントでログインして使うのが基本になります.

UTAS

各授業の概要説明(シラバス)の閲覧,受ける授業の登録手続き,成績の確認などに使うシステム(学務システム)です.

ITC-LMS

授業で使う資料のダウンロードや課題の提出などに使うシステム(学習管理システム)です.

UTokyo Wi-Fi

キャンパス内で使える Wi-Fi です.キャンパス内でオンライン授業を受ける際に必要になるでしょう.事前にアカウントを作っていないと使えないので注意してください.

Zoom

「同時双方向型」のオンライン授業で使う Web 会議システムです.

ECCS クラウドメール (Google Workspace)

Gmail などの Google のシステムを東大のアカウントで利用するものです.東大のメールアドレスも使えます.東大のアカウントでしかアクセスできないページがあるので,既に Google のアカウントを持っている人も,東大のアカウントが使えるように作業が必要です.

UTokyo Microsoft License (Microsoft 365)

Word, Excel などの Microsoft Office が無料でダウンロードできます.また,Microsoft の各種オンラインツールも提供しています.Google と同じく,東大のアカウントでしかアクセスできないページがあるので,既に Microsoft のアカウントを持っている人も,東大のアカウントが使えるように作業が必要です.

ECCS 端末

キャンパス内に設置されているパソコンです.一部の対面授業で利用する場合があるほか,キャンパス内でオンライン授業を受ける際にも利用できます.利用には事前に利用権の申請が必要ですので,注意してください.

その他

授業を受けるにあたって

その他の情報システム

もっと知りたい

お疲れさまでした.もし,ここまでの手順の中でうまくいかないことがあれば,サポート窓口に相談してください.

以上でオンライン授業を受けるための準備手順は終わりですが,このサイト「オンライン授業・Web 会議ポータルサイト@東京大学」,愛称「utelecon」では,このページで挙げた情報システムを使いこなすための情報をたくさん紹介しています.授業で使っていてよくわからなくなったときはもちろん,サークルや勉強会などで,自分たちで Web 会議やその他の情報システムを使う機会もあると思います.そんなときに,ぜひこのサイトを訪れてみてください.

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