大学生活に必要な情報システムの準備について(新入生向け)

目次

ご挨拶

新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます.

東京大学では教育におけるデジタル技術の活用を進めており,電子的な資料配布や課題提出をはじめ,場合によってはオンライン授業など,さまざまな場面で情報システムを利用することになります.そこで皆さんには,スムーズに授業に参加できるよう,必要な情報システムの準備をしておくようお願いしたいと思います.持ち運びのできるノートパソコンを用意し,アカウントや各種ツールの初期設定をしておいてください.

近年は,社会情勢の悪化もあり,情報セキュリティ環境が非常に厳しくなっています.大学では,先端的な研究に関する情報などの重要な情報をたくさん有しており,セキュリティの確保は大きな課題です.私たち大学側でも必要な取り組みを行っていますが,皆さんがこれから使うことになる大学のアカウントは大学の情報にアクセスする入口の一つになりますので,それを守るために皆さんにもご協力をお願いしたい点があります.具体的には,パスワードに加えてスマートフォンなどを使ってサインインを行う「多要素認証」という方式を導入していますので,これを全員にお使いいただきたいということです.初期設定の一部として手順に含まれていますので,必ず行うようにしてください.また,「情報セキュリティ教育」という講習も行っていますので,受講をお願いします.

さて,ITの利用は社会全体で広がっているところですが,中でもここ1年ほどは,ChatGPTに代表される生成AIが特に話題となっています.東京大学では,そのポジティブな側面を評価し,生成AIの利用を一律に禁止することはせず,教育・研究等における利用の可能性を積極的に探る方針を取っています.学生の皆さんも,まずは機会を捉えて使ってみてください.一方で大学での学修は,知識を得て成果物を提出するという結果(だけ)が重要なのではなく,自ら考え能力を高めるという学ぶ過程にこそ価値がありますので,単に楽をするために使うのでは意味がないということもよく理解しておいてください.授業での注意事項をまとめた「AIツールの授業における利用について」というガイドラインも確認してください.より詳しくは,昨年発表したメッセージ「生成系AIについて」もあわせてご覧いただければと思います.大学の活動に新しい技術をどうやって取り入れていくかは未知数の部分もありますので,学生の皆さんと一緒に,次世代の教育を作るチャレンジをしていきたいと考えています.積極的に参加してもらえたら幸いです.

このポータルサイト「utelecon」には,東京大学のシステムに関する情報を集約しています.まずは授業を受けるために必要な準備について確認してください.また,チャットツールやWeb会議などさまざまなツールの進んだ使い方も紹介していますので,授業だけでなく勉強会やサークルなど,皆さんが自身で活動する際,そして周りの人と対話・協働して活動する際にも活用していただければと思います.トラブルや困ったことがあれば,サポート窓口で質問も受け付けています.

東京大学ではキャンパスの環境とICT環境の相乗効果を発揮できるよう必要な整備を進めており,たとえば,キャンパスの大部分をカバーするWi-Fiの更新・増強が今年度前半に完了する予定です.本学教職員一同,皆さんが効果的に学び,そして充実した学生生活を送れるよう,最善を尽くしてまいります.

理事・副学長 最高情報責任者 (CIO)
太田 邦史

東京大学における授業の形態

東京大学では,対面型やオンラインなど幅広い形態で授業が行われています.対面型の授業は教室で行われる従来の授業のこと,オンライン授業は Web 会議システム等を利用した,教室にいなくても参加できる授業のことを指します.それぞれの授業がどの形態で実施されるかは,授業を実施する学部・研究科等や担当の先生から連絡がありますので,そちらを確認してください.

オンライン授業

オンライン授業にもいろいろな形態がありますが,東京大学で中心となっているのは「同時双方向型」と呼ばれる形態です.これは,例えば Zoom,Webex のような,音声や動画のやりとりができる Web 会議システムと呼ばれる種類のアプリを使って先生と学生がリアルタイムに双方向のやりとりをする形態です.システムを使うために必要な準備などは,このページで説明していきます.

その他の形態としては,授業を録画したビデオなどのコンテンツを視聴して,メールやチャットツールなどで質問や議論を行う「オンデマンド型」と呼ばれる形態や,オンライン授業と教室での対面授業を組み合わせた「ハイブリッド授業」と呼ばれる形態などがあります.

授業に必要なもの

各種情報システムの利用

東大の授業では,さまざまな情報システムを使います.アカウントの設定を行い,授業で使う際の手順を確認・練習しておきましょう.詳細な手順はこの後の項でくわしく説明しますが,ここで一覧を挙げておきます.

インターネット環境やパソコンなどの機器

授業を受けるためには,インターネット環境やパソコンなどの機器が必要です.どのようなものを用意すればよいか,説明します.

困ったときは

オンライン授業に関して,トラブルやうまくいかないこと,不安なことがあれば,サポート窓口にご相談ください.チャット・Web 会議システム (Zoom)・メールフォームの 3 つの方法で相談を受け付けており,学生スタッフ「コモンサポーター」と教職員が問題解決のお手伝いをします.

たとえば,以下のような質問・相談を歓迎します.

情報システムを使うために必須の手順

上で紹介した各種情報システムの準備について,まずアカウントの作成などの,絶対に行っておくベき重要な作業を説明します.授業開始に間に合うよう,余裕を持って作業してください.もし,手順の途中でうまくいかないことがあれば,サポート窓口に相談してください.

UTokyo Accountの初期パスワードを変更する

  1. 所属の学部・研究科等から,初期パスワードが記載された「パスワード通知書」を受け取ってください. 授業開始に十分間に合うように配布されるはずですが,不明な場合は所属の学部・研究科等に問い合わせてみてください(※学部1年生には3月21日から合格発表の際に情報登録を行ったWebシステムで配布されます).
  2. UTokyo Account利用者メニューに,「パスワード通知書」に記載されたユーザ名とパスワードでログインしてください.

  3. 左上の「パスワード変更」を押して,パスワードを変更してください(初期パスワードのままでは,各種サービスを利用することができません).新しいパスワードを決める際には,パスワードの強度を示す表示が「強い」または「とても強い」になるようにしてください.

    現在,macOSやiPhone, iPadのSafariで,UTokyo Accountのパスワードを設定したあと,パスワード自動入力機能で入力されるパスワードでサインインできなくなってしまう,というトラブルが発生しています.問題を避けるため,自動作成されたパスワードを使わず,手動で作成するなど別の手段でパスワードを作成し,必ずそれを自分で覚えておいて(または安全な場所にメモして)ください.サインインできなくなってしまった場合の対処法など,詳細はこちらのお知らせを参照してください

この手順がうまくいかないときはサポート窓口に相談してください.

UTokyo Accountの多要素認証を有効化する

「多要素認証 (Multi-Factor Authentication, MFA)」とは,アカウントへのサインイン時に,パスワードに加えて,SMSや専用のアプリなどで本人確認を行う認証方法です.大学全体のセキュリティ向上のため,東京大学では,UTokyo Accountの多要素認証を有効化することを必須としています.手順については「UTokyo Account多要素認証の初期設定手順」のページを確認してください.

有効化が完了するまで一部のシステム (UTokyo VPNUTokyo Slack) は利用できません.

情報セキュリティ教育を受講する

東京大学では,情報セキュリティの向上のために様々な取り組みを行っており,それらは「東京大学の情報セキュリティ」のページにまとめられています.その取り組みの一つとして,毎年度UTokyo Accountを持つ全ての方を対象に,情報セキュリティ教育を実施しています.新しく入学された方はまずこの情報セキュリティ教育を受講してください.受講の手順については情報セキュリティ教育のページを確認してください.

受講が完了するまで一部のシステム (UTokyo Wi-FiUTokyo VPNUTokyo Slack は利用できません.

情報システムに関するその他の準備手順

つづいて,各種情報システムについて,それぞれのシステムへのログインや,東大のアカウント専用のページへのアクセスなどといった,もう少し細かい確認や作業の手順を説明します.万全の状態で授業を受けられるよう,これらの手順も授業開始までにできるだけ行っておくようにしてください.もし,手順の途中でうまくいかないことがあれば,サポート窓口に相談してください.

大学生活に必要な情報システムの準備について(新入生向け) 手順動画集」のページでは,以下の手順の一部を動画で説明していますので,必要に応じて確認してください.

UTAS

各授業の概要説明(シラバス)の閲覧,受ける授業の登録手続き,成績の確認などに使うシステム(学務システム)です.

ITC-LMS

ITC-LMSは2024年2月23日に運用を終了し,2024年2月28日から次期システム「UTOL」の運用を開始する予定です.以下の説明は次期システム運用開始後に更新します.

授業で使う資料のダウンロードや課題の提出などに使うシステム(学習管理システム)です.

UTokyo Wi-Fi

UTokyo Wi-Fiは東京大学のキャンパス内で提供されている学内向けWi-Fiで,学内限定のデータベースや電子ジャーナルへのアクセスが可能です.利用するためには事前に,UTokyo Accountの多要素認証を有効化した上で,情報セキュリティ教育の受講を完了し,UTokyo Wi-Fiアカウントを作成しておく必要があります.

Zoom

「同時双方向型」のオンライン授業で使う Web 会議システムです.

ECCS クラウドメール (Google Workspace)

Gmail などの Google のシステムを東大のアカウントで利用するものです.東大のメールアドレスも使えます.東大のアカウントでしかアクセスできないページがあるので,既に Google のアカウントを持っている人も,東大のアカウントが使えるように作業が必要です.

UTokyo Microsoft License

Word, Excel などの Microsoft Office が無料でダウンロードできます.また,Microsoft の各種オンラインツールも提供しています.Google と同じく,東大のアカウントでしかアクセスできないページがあるので,既に Microsoft のアカウントを持っている人も,東大のアカウントが使えるように作業が必要です.

ECCS 端末

キャンパス内に設置されているパソコンです.一部の対面授業で利用する場合があるほか,キャンパス内でオンライン授業を受ける際にも利用できます.利用には事前に利用権の申請が必要ですので,注意してください.

その他

授業を受けるにあたって

その他の情報システム

もっと知りたい

お疲れさまでした.もし,ここまでの手順の中でうまくいかないことがあれば,サポート窓口に相談してください.

以上でオンライン授業を受けるための準備手順は終わりですが,このサイト「オンライン授業・Web 会議ポータルサイト@東京大学」,愛称「utelecon」では,このページで挙げた情報システムを使いこなすための情報をたくさん紹介しています.授業で使っていてよくわからなくなったときはもちろん,サークルや勉強会などで,自分たちで Web 会議やその他の情報システムを使う機会もあると思います.そんなときに,ぜひこのサイトを訪れてみてください.

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