UTokyo Accountとは
- UTokyo Accountは,東京大学の情報システムを利用する際に必要となる全学的なアカウントです.東京大学の構成員(学生および教職員)が各種情報システムを利用する際は,このアカウントでサインインして利用することになります.
- 現在アカウントを持っていない方でも,大学への組織的な受け入れがされ管理されている構成員であれば,UTokyo Accountの発行を受けることが可能です.希望する場合は,所属する学部・研究科等の窓口(学生は学務・教務担当,教職員は人事担当)に相談してください.
- UTokyo Accountのユーザ名は10桁の数字で表され,共通IDとも呼ばれます.情報システム内では,
0123456789@utac.u-tokyo.ac.jp
のように,10桁の共通IDの後に東京大学であることを表す記号@utac.u-tokyo.ac.jp
を付けたものが用いられることもあります.- 「10桁の共通ID+
@utac.u-tokyo.ac.jp
」は通常利用できるメールアドレスではありません. - 「10桁の共通ID+
@utac.u-tokyo.ac.jp
」に送られたシステムからの通知メールなどがECCSクラウドメールに転送されることがありますが,メールの送信には利用できません.
- 「10桁の共通ID+
- UTokyo Accountで利用できる情報システムについては,UTokyo Account Service Directoryや「東京大学のシステム」のページをご覧ください.
- 利用できるシステムは利用者の在籍形態・所属等によって異なっており,すべてのシステムをすべての方が利用できるわけではありません.
- UTokyo Accountの管理・運用は,UTokyo Account規則やUTokyo Accountの管理及び運用に関する細則に沿って行われています.
UTokyo Accountを使い始めるには
初期パスワードを変更する
- 所属の学部・研究科等から,初期パスワードが記載された「パスワード通知書」を受け取ってください.
- 学生:授業開始に十分間に合うように配布されるはずですが,不明な場合は所属の学部・研究科等に問い合わせてみてください(※2024年4月入学の学部1年生には2024年3月21日からウェブ登録システムで配布されます).
- 教職員:授業に必要な教員には発行されているはずですが,もらっていない場合は所属部局の事務に問い合わせてください.
-
以下の「UTokyo Account利用者メニュー」に,「パスワード通知書」に記載されたユーザ名とパスワードでログインしてください.
- 左上の「パスワード変更」を押して,パスワードを変更してください(初期パスワードのままでは,各種サービスを利用することができません).新しいパスワードを決める際には,パスワードの強度を示す表示が「強い」または「とても強い」になるようにしてください.
- パスワードの文字数は12文字以上64文字以下に制限されています.ただしECCSの印刷サービス(複合機操作端末)および財務会計システム・予算執行管理システムでは,パスワードが32文字までしか入力できないため,それらのシステムを利用する場合にはパスワードを32文字以下に設定することを推奨しております.
現在,macOSやiPhone, iPadのSafariで,UTokyo Accountのパスワードを設定したあと,パスワード自動入力機能で入力されるパスワードでサインインできなくなってしまう,というトラブルが発生しています.問題を避けるため,自動作成されたパスワードを使わず,手動で作成するなど別の手段でパスワードを作成し,必ずそれを自分で覚えておいて(または安全な場所にメモして)ください.サインインできなくなってしまった場合の対処法など,詳細はこちらのお知らせを参照してください.
多要素認証を有効化する
東京大学では,情報システムのセキュリティ向上を目的として,UTokyo Accountに多要素認証を導入しています.
「多要素認証 (Multi-Factor Authentication, MFA)」とは,アカウントへのサインイン時に,パスワードに加えて,SMSや専用のアプリなどで本人確認を行う認証方法です.多要素認証を利用すると,なんらかの事情でパスワードが他人に知られた場合でも,アカウントにサインインされる可能性が低くなり,セキュリティの向上が期待できます.
UTokyo Accountでは,利用者が各自で初期設定を行うことにより,多要素認証の利用が有効化される仕組みとなっており,UTokyo Accountを持つすべての皆さんに有効化をお願いしています.そのため,多要素認証の有効化が完了するまで一部のシステムは利用できない設定になっています.UTokyo Accountのセキュリティを確保することは,利用者個人の情報だけなく,大学が保有する情報資産を守るために非常に重要ですので,多要素認証を利用していただくようご協力をお願いいたします.
多要素認証を利用するための手順については,「UTokyo Account多要素認証の初期設定手順」のページを確認してください.
情報セキュリティ教育を受講する
東京大学では,情報セキュリティの向上のために様々な取り組みを行っており,それらは「東京大学の情報セキュリティ」のページにまとめられています.その取り組みの一つとして,毎年度UTokyo Accountを持つ全ての方を対象に,情報セキュリティ教育を実施しています.実施時期になりましたら通知がありますので,必ず受講してください.実施時期や受講の手順については情報セキュリティ教育のページを確認してください.
受講が完了するまで一部のシステム (UTokyo Wi-Fi,UTokyo VPN,UTokyo Slack) は利用できません.
関連する初期設定について
以上の作業を終えたら,あわせて以下のページもご覧ください.
- 学生の方:「大学生活に必要な情報システムの準備について(新入生向け)」
- 教員の方:以下の2ページをご確認ください.
- 職員の方:UTokyo Portal「UTokyo Accountの初期設定」(※閲覧にはUTokyo Accountでサインインする必要があります)
UTokyo Accountで情報システムにサインインする
ここでは,UTokyo Accountを用いて情報システムにサインインする方法を説明します.
東京大学の情報システムを利用する際,次の画像のようにサインインを要求する画面が表示された場合には,UTokyo Accountによるサインインが必要です.以下の手順に従ってサインインを行ってください.
- 入力欄に「10桁の共通ID+
@utac.u-tokyo.ac.jp
」を入力し,「次へ」を押してください. - 左下の画面が表示されたら,パスワードを入力し,「サインイン」を押してください.
- 右下の「IDを確認する」という画面が表示されたら,画面の指示に従って多要素認証の本人確認を行ってください.
- サインインが行われ,利用しているシステムのページに移動します.
また,サインインの際,次のような画面が表示されることもあります.この場合は同様に「10桁の共通ID+@utac.u-tokyo.ac.jp
」と書かれた項目を選択してください.
なお,UTokyo Accountでサインインする情報システムの多くは互いに連携しており,最初にひとつの情報システムでユーザ名とパスワードを入力してサインインすると,それ以降に別の情報システムを利用する際にはユーザ名とパスワードの入力が不要になります.これをシングルサインオン (Single Sign-On, SSO) といいます.
パスワードについて
パスワードの有効期間
多要素認証を利用している場合は,パスワードに有効期限はありません.一方,多要素認証を利用していない場合,パスワードは変更してから397日(1年+1ヶ月)間有効です.現在のパスワードの有効期限は,利用者メニューから確認することができます.
パスワードを変更する
利用者メニュー内の「パスワードの変更」から,パスワードを変更することができます.なお,パスワードの有効期限が切れた場合でもパスワードの変更は可能で,パスワードの再設定や再発行をする必要はありません.
パスワードを忘れた場合
UTokyo Accountのパスワードを忘れた場合には,次のような手順を踏むことでアカウントに再びサインインすることができます.
メールでパスワードを再設定する
事前に以下のいずれかの場所でメールアドレスを登録していた場合には,そのメールアドレスを利用してパスワードを再設定することができます.
- 「セキュリティ情報」のページ
※このメールアドレスは,多要素認証の初期設定の手順1の際に登録されるようになっているものです.このページで直接登録する場合は,以下の手順で行ってください.- 「セキュリティ情報」のページにアクセスしてください.
- 「サインイン方法の追加」ボタンを押してください.
- 「どの方法を使用しますか?」欄で「電子メール」を選び,「追加」を押してください.
- 以降は表示される画面に従って登録を進めてください.
- (学生の場合 ※学生でも教職員でもあるアカウントの場合を含む)UTASの「学生情報」メニューにある「現住所等変更入力」の「E-MAIL 1」欄
- 学部1年生の新入生の場合,ウェブ登録システムに登録していたメールアドレスが自動で設定されています.
- 「E-MAIL 2」のアドレスは再設定用のメール送信先としては使えません.
- (教職員のみ ※学生でも教職員でもあるアカウントの場合を除く)人事情報MyWebの「パーソナルメニュー」にある「本人属性変更:登録画面」の「学内メールアドレス」欄
- この欄のメールアドレスについては,
u-tokyo.ac.jp
で終わるものである必要があります.
- この欄のメールアドレスについては,
再設定の手順は以下の通りです.
- パスワード再設定用のページにアクセスしてください.
- 以下のような「アカウントを回復する」という画面が表示されるので,「メールまたはユーザ名」の欄に「10桁の共通ID+
@utac.u-tokyo.ac.jp
」を,その下の欄に画像の文字を入力してから「次へ」を押してください.「パスワードのリセットを登録していないため、自分でパスワードをリセットすることはできません」と表示され,再設定ができない場合
システムにメールアドレスが登録されていないため,通知メールを送信することができず,したがってパスワードの再設定ができません.窓口でパスワードを再発行してください. パスワードを再発行することができたら,メールアドレスをUTAS(学生)や人事情報MyWeb(教職員)に登録してください. - 事前に登録されているメールアドレスの一部分が表示されているので,確認してください.このメールアドレスに,パスワードを再設定するために必要な確認コードが書かれた通知メールが届きます.
- 通知メールが届いたら,メールの指示に従って再設定の手続きを行ってください.メールが届かない場合には,迷惑メールフォルダなどに紛れ込んでいないかどうか,違うメールアドレスを見ていないかを確認してください.
- UTokyo Accountのパスワードは,12文字以上64文字以下であること,アルファベット大文字・アルファベット小文字・数字・記号をすべて含むこと,「
"
」(ダブルクォーテーション)・「.
」(ドット)・「\
」(バックスラッシュ,円マーク)を含まないこと,の要件をすべて満たす必要があります.
- UTokyo Accountのパスワードは,12文字以上64文字以下であること,アルファベット大文字・アルファベット小文字・数字・記号をすべて含むこと,「
窓口でパスワードを再発行する
メールアドレスを未登録の場合や,上記の手順がうまくいかない場合には以下の窓口でパスワードを再発行してください.
- 所属する学部・研究科等の学務・教務担当窓口(学生のみ)
- 学生証を持参してください.
- 学部1年生の新入生の方で,まだ学生証を受け取っていない場合は,合格通知書を持参してください.
- 所属する部局の人事担当(教職員のみ)
- ECCS窓口
- 学生は学生証,教職員は職員証を持参してください.
- 窓口は,情報教育棟(駒場キャンパス),情報基盤センター(本郷地区浅野キャンパス),福武ホール(本郷キャンパス)に設置されています.
手続きを行うと,初期パスワードが記載された「パスワード通知書」が発行されます.「UTokyo Accountを使い始めるには」の「作業:初期パスワードを変更する」を参考に,初期パスワードを新しいものに変更してください(初期パスワードのままでは,各種情報システムを利用することができません).
多要素認証 (MFA)
UTokyo Accountでは多要素認証 (Multi-Factor Authentication, MFA) を導入しています.多要素認証を設定すると,アカウントにサインインする際に,パスワードに加えて,SMSや専用のアプリ等での本人確認が要求されるようになります.詳細はUTokyo Accountにおける多要素認証の利用についてを参照してください.