UTOLでマークアップ機能を利用する

マークアップ機能とは

マークアップ機能は,UTOL上で入力されたテキストに書式を設定することができる機能です.この機能を利用することで,テキストの見た目を見やすく綺麗にしたり,文章の構造を明確にしたりすることができます.具体的には,文字を強調したりリンクを埋め込んだりすることに加え,数式の挿入などが可能です.

以下の画像はマークアップ機能を利用してテキストに書式を設定したものです.

マークアップ機能対応のテキストエリアの見分け方

すべてのテキストエリア(文字列の入力欄)がマークアップ機能に対応しているわけではありません.マークアップ機能に対応したテキストエリアには,専用のツールバーが存在します.

マークアップ機能の使い方

マークアップ機能の使い方を,書式を設定する方法と書式を削除する方法の2つに分けて説明します.

書式を設定する

書式を設定するには,ツールバーの中の適切なアイコンを押してください.テキストに設定できる各書式の説明と使い方は,以下のとおりです.

  • フォント:フォントを「Sans Serif」「Serif」「Monospace」から選ぶことができます.初期状態では「Sans Serif」です.
  • 文字の大きさ:文字の大きさを「Small」「Normal」「Large」「Huge」から選ぶことができます.初期状態では「Normal」です.
  • 太字・斜体・下線・取り消し線:文字を太くしたり,斜めにしたり,文字の下や中央に線を引くことができます.が太字,が斜体,が下線,が取り消し線です.
  • 文字色・背景色:が文字色・が文字背景色です.35色から選ぶことができ,初期状態では黒です.
  • 下付き文字・上付き文字:文字を直前の文字の下方や上方に小さく表示できます.が下付き文字・が上付き文字です.
  • 見出し表示:テキストを見出し表示できます.適切に見出し表示することで文章の構造が明確になります.見出しには6段階あり,段階に応じて太字や文字サイズなどの書式が設定されます.
    • Heading1〜Heading6の6段階があります.
    • Heading1とHeading2はのアイコンから設定することもできます.
  • 引用・転載:テキストが引用・転載されたものであることがわかるようにします.以下の例のような表示になります.
  • コードブロック:プログラミング言語のソースコード等を黒背景に白文字で表示し,視覚的にわかりやすく表示します.色付け(シンタックスハイライト:ソースコードに意味に応じた色を付けること)には対応していません.
  • 番号付きリスト・番号なしリスト:対象の行をリスト表示できます.が番号付き・が番号なし(箇条書き)リストです.以下のように表示されます.
  • テキストのインデント:テキストのインデント(行頭の余白)を設定できます.でインデントが増え,でインデントが減ります.
  • テキストの配置:テキストの配置方法を設定できます.「左揃え」「右揃え」「中央揃え」「両端揃え」から選べます.「左揃え」「右揃え」はドロップダウンリストの左側のアイコンでも設定できます.
  • リンク:テキストにリンクを設定できます.リンクを設定するには,リンクを設定するテキストを選択した状態でアイコンを押し,表示される入力欄にURLを入力してください.
  • 数式挿入:数式を表示できます.アイコンを押すと表示される入力欄にTeX記法で数式を入力してください.
    • TeX記法とは,数学を初めとする複雑な式を表示するための記法です.表示できる記号についてはKaTeXの公式ドキュメント(英語)を参照してください.

設定した書式を削除する

設定した書式を削除するには,削除したい部分のテキストを選択してを押してください.書式が削除され,初期状態の表示になります.

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