東京大学における情報システムの準備について(職員向け)

2025/3/12 15:00から,説明会「東京大学における情報システムとコミュニケーションツール」を開催します.本ページとあわせてご参照ください.

基本的なご案内

このページでは,職員の方(教育を直接担当しない方)が業務を実施するために必要なアカウントの初期設定と,必要なシステムについて説明します.

(注)勤務先が事務業務端末(シンクライアントシステムおよび在宅勤務用のリモートアクセス環境)を利用している場合,所属先のPC管理者から指示があります.UTokyo Accountの初期設定を済ませたのち,そちらに従ってください.

最初に,UTokyo Accountの初期設定を以下の手順で済ませてください.

  1. パスワードを初期パスワードから変更する
  2. 多要素認証を設定する
  3. 情報セキュリティ教育を受講し,テストに合格する

詳細については,後述の説明やuteleconの各ページをご参照ください.

教員の方は東京大学における情報システムの準備について(教員向け)をご参照ください.

困ったときは:サポート窓口

東京大学の情報システムの利用にあたり,トラブルや情報システムの利用方法に関する相談などは,サポート窓口にご相談ください.チャット・オンライン通話・メールフォームの3つの方法で相談を受け付けており,学生スタッフ「コモンサポーター」と教職員の共同体制により迅速な対応を行っています.

東京大学のシステムの全体像

東京大学では,Microsoft, Google等の様々な情報システムを提供しています.こうしたさまざまな情報システムを利用するには,次の図のようにUTokyo Accountと呼ばれる全学的なアカウントを用いてサインインを行います.

東京大学の情報システムの概要

なお東京大学では,セメスターの開始にあたり,教職員の方向けに,東京大学の各システムの概要についての説明会を実施しています.東京大学で提供している情報システムは多岐にわたり,把握するのが難しいですが,説明会ではそれぞれのシステムとその関係性について説明しておりますのでよりわかりやすくなっています.2025年度Sセメスターに向けた説明会につきましては,「東京大学における情報システムとコミュニケーションツール」をご覧ください.

はじめに:「UTokyo Account」の初期設定など

「UTokyo Account」は,東京大学の情報システムを利用する際に必要となる全学的なアカウントです.この後で説明するZoomやUTOLなどの各システムは,このアカウントでログインして使うのが基本になります.

UTokyo Accountのユーザ名は,0123456789@utac.u-tokyo.ac.jpのように,10桁の数字(共通ID)の後に東京大学であることを表す記号@utac.u-tokyo.ac.jpを付けたもので表されます.

以下,UTokyo Accountの初期設定について説明します.システムを利用するために必要となる重要な作業ですので,よく読んで作業を行ってください.

UTokyo Accountの初期パスワードを変更する

  1. 所属の学部・研究科等から,初期パスワードが記載された「パスワード通知書」を受け取ってください. 授業に必要な教員には発行されているはずですが,もらっていない場合は所属部局の事務に問い合わせてください.
  2. UTokyo Account Inital Setup Site」に,「パスワード通知書」に記載されたUTokyo Accountと初期パスワードでログインしてください.

  3. パスワードの更新が求められるので,パスワード通知書の初期パスワードを「現在のパスワード」に入力し,新しく設定するパスワードを「新しいパスワード」と「パスワードの確認入力」に入力してください.
    • パスワードは英大文字,英小文字,数字,記号の4種類のうち3種類以上を使い,文字数を12文字以上64文字以下に設定する必要があります.ただしECCSの印刷サービス(複合機操作端末)および財務会計システム・予算執行管理システムでは,パスワードが32文字までしか入力できないため,それらのシステムを利用する場合にはパスワードを32文字以下に設定することを推奨しております.
  4. 「要求されているアクセス許可」というタイトルの画面が表示されるので,右下の「承諾」を押してください.
    • 多要素認証の初期設定手順の案内ページに遷移しますので,案内に従って多要素認証を設定してください.

UTokyo Accountの「多要素認証」を有効化する

東京大学では,情報システムのセキュリティ向上を目的として,UTokyo Accountに多要素認証を導入しています.

「多要素認証 (Multi-Factor Authentication, MFA)」とは,アカウントへのサインイン時に,パスワードに加えて,SMSや専用のアプリなどで本人確認を行う認証方法です.多要素認証を利用すると,なんらかの事情でパスワードが他人に知られた場合でも,アカウントにサインインされる可能性が低くなり,セキュリティの向上が期待できます.

UTokyo Accountでは,利用者が各自で初期設定を行うことにより,多要素認証の利用が有効化される仕組みとなっており,UTokyo Accountを持つすべての皆さんに有効化をお願いしています.そのため,多要素認証の有効化が完了するまで一部のシステムは利用できない設定になっています.UTokyo Accountのセキュリティを確保することは,利用者個人の情報だけなく,大学が保有する情報資産を守るために非常に重要ですので,多要素認証を利用していただくようご協力をお願いいたします.

多要素認証を利用するための手順については,「UTokyo Account多要素認証の初期設定手順」のページを確認してください.

情報セキュリティ教育の受講

東京大学では,情報セキュリティの向上のために様々な取り組みを行っており,それらは「東京大学の情報セキュリティ」のページにまとめられています.その取り組みの一つとして,毎年度UTokyo Accountを持つ全ての方を対象に,情報セキュリティ教育を実施しています.新しく着任された方はまずこの情報セキュリティ教育を受講してください.受講の手順については情報セキュリティ教育のページを確認してください.

受講が完了するまで一部のシステム (UTokyo Wi-FiUTokyo VPNUTokyo Slack) は利用できません.

職員向けの初期設定

ここまでの手順により,以下のページの「はじめに」の項目の部分が完了します. これ以降の初期設定は以下のページを参照してください.

UTokyo Account の初期設定 (職員向け)

その他の東京大学のシステム

東京大学では,各種情報システムを契約・運用していますので,以下ではその一部について説明します.

その他の情報システム

UTokyo Portal

UTokyo Portalは教職員向けの学内ポータルサイトです.業務に必要な手続きや資料の確認を行えるほか,様々な「やりたいこと」に対応したマニュアルを便利帳としてトップページの下部に掲載しています.また各種通知につきましてもこのページに掲載されますので,ご確認ください. UTokyo Portal

UTokyo VPN

東京大学の一部の情報システム(人事情報MyWeb等)は,学内ネットワークからのみアクセスが可能です.UTokyo VPNは,このようなシステムにキャンパス外からアクセスするためのシステムです. UTokyo VPN

UTokyo Wi-Fi

UTokyo Wi-Fiは東京大学のキャンパス内で提供されている学内向けWi-Fiで,学内限定の情報システムやサービスへのアクセスが可能です.利用するためには事前に準備が必要です. UTokyo Wi-Fi

ECCSクラウドメール (Google Workspace)

Googleのシステムを東大のアカウントで利用できるようにしたもの (Google Workspace) です.東大のメールアドレス (xxxx@g.ecc.u-tokyo.ac.jp) が使えるGmail,オンラインストレージサービスのGoogleドライブ,文書作成サービスのGoogleドキュメント,表計算サービスのGoogleスプレッドシート,フォーム作成サービスのGoogleフォーム,動画配信サービスのYouTube,Web会議のGoogle Meet,など多くの機能が使用できます.また,東京大学のアカウントに限って公開する,通常のGoogleアカウントにはない共有設定(限定公開)も可能です.

ECCSクラウドメール (Google Workspace)

UTokyo Microsoft License

東京大学では,Microsoftのシステムを大学のアカウントで利用できるようになっており,WordやExcelなどのMicrosoft Officeアプリのダウンロードが可能です(学生および東京大学に雇用されている教職員のみ).その他にも,ビジネスチャットツールのTeams,職員メールのOutlook (@mail.u-tokyo.ac.jp),Web版のOffice,ファイル置き場のOneDrive,フォーム作成サービスのMicrosoft Formsなどのさまざまな機能を使うことができます. UTokyo Microsoft License (Office アプリ,OneDrive)

Zoom

Zoomは,東京大学で最も多く使われているWeb会議システムです. 東京大学ではZoomのライセンス契約を行っており,サインインして利用すると,参加者数の上限が300人・時間の上限が30時間のミーティングを開催できます. Zoom

UTokyo Slack

ビジネスチャットツールと呼ばれるサービスの一種で,テキストメッセージをやり取りしてコミュニケーションを取るためのツールです.テキストメッセージを投稿できる「チャンネル」という場所を複数作って別々のやり取りを同時並行で行えるのが特徴です.なおUTokyo Slackでは,コミュニケーションを行う人が集まる単位である「ワークスペース」は,教職員からの申請により作成できます. UTokyo Slack

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