ISO イメージを使ったデプロイ
仮想マシンを作成するときに、あらかじめ mdx I 上に用意されたテンプレートにはない OS を利用することもできます。 その場合は目的の OS のインストーラを自身で入手して、仮想マシンの作成に用います。 OS のインストーラは ISO 形式のものを用います。
ISO イメージのアップロード
ユーザーポータルのページ上部にある「仮想マシン」タブをクリックします。 ページ左側に「コントロール」「デプロイ」「ISO イメージ」と表示されるので、「ISO イメージ」を選びます。 「UPLOAD」をクリックし、ISO 形式のインストーラを mdx I にアップロードします。
デプロイ
次にページ左側の「デプロイ」を選びます。 用意されたテンプレートの一覧が表示されますから、ISO_image を選びます。 一覧の最後のページの最後の行です。
ISO_image を選んだら「デプロイ」をクリックします。 CPU パックを 3 パック、仮想ディスクを 60GB などと入力します。 ゲスト OS の選択画面で、インストールしようとしている OS がない場合は、近い OS を選んでおけばよいでしょう。
デプロイが完了したらページ左側の「コントロール」を選びます。 デプロイした仮想マシンは PowerOFF になっています。
その仮想マシンを選択して「MOUNT」をクリックします。 アップロードしておいた ISO イメージを選びます。 これによって起動時に、その ISO イメージを仮想マシンが読み取れるようになります。
「MOUNT」が「UNMOUNT」に変わったら「MOUNT」は完了です。 次に「Action」の「電源」、「起動」をクリックします。 仮想マシンが起動しますから、続いて「CONSOLE」をクリックしてデスクトップ画面を表示します(新しい web ページが開きます)。 インストーラの指示にしたがってインストールを進めてください。
仮想マシン起動後、デスクトップ画面上で急いで何かしらのキーを押さないと、ISO イメージのインストーラを実行できないかもしれません。 間に合わなくてタイムアウトした場合、デスクトップ画面の web ページを開いたまま、「Action」の「電源」、「RESET」をクリックします。 仮想マシンが再起動しますから、再び ISO イメージのインストーラの実行を試みます。
ISO イメージの入手
各 OS の ISO イメージの入手方法は各 OS のサイトを参照ください。 例えば Ubuntu の最新版は
から入手できます。
Windows OS は
から入手できますが、仮想マシン上で利用するためには、利用者が自分で Windows OS のプロダクト・キー(利用ライセンス)を購入しなければなりません。 研究・教育目的であれば Azure Dev Tools for Teaching からプロダクト・キーを無料で入手できます。 Azure Dev tools for Teaching にアクセスして、ソフトウェアの一覧から利用したい Windows OS を選んでクリックすると、右側にパネルが現れます。 パネルをスクロールすると一番下にプロダクト・キーを見るためのボタンがありますから、これをクリックしてプロダクト・キーを入手します。
なお Windows 11 は、インストール先の PC が Trusted Platform Module (TPM) と呼ばれる特別なハードウェアを備えていないとインストールできません。 2024 年現在、mdx I の仮想マシンは TPM を備えていないので、そのままでは Windows 11 をインストールできません。 ただし Windows 11 を TPM なしでインストールする方法は知られているようですので参考にしてください。 日本語の記事もあります。