概要
ECCSクラウドメールでは,Googleの生成AIであるGeminiを,一定の条件のもとで利用できます.
これは,東京大学のGoogle Workspaceの組織契約の中でGoogle社から無償で提供される「その他のGoogleサービス」としてのものです.
Gemini を利用する場合は,Google 利用規約および生成AIの追加利用規約が適用されます.2024年9月現在,ECCSクラウドメールアカウントでGeminiを使用する場合,ユーザのデータがAIモデルの改良に使用されることはなく,AIモデルを改良する目的で人間によるレビューを受けることもないことが,Googleより公表されています.
なお,Google Workspaceの組織契約向けに,Google社が提供する生成AIサービスとしては,現在提供している無償の範囲のもののほか,「Gemini for Google Workspace | ビジネス向けの生成 AI ツール」という有償のものもあります.機能や利用条件が無償のものとは一部異なりますが,ECCSクラウドメールのユーザへの提供の予定は当面ありません.
利用にあたっての注意事項
まず,生成AIの利用についての一般的な注意事項について,以下を参照してください.
- 東京大学における生成AI利用に係るセキュリティガイドライン(2024年3月12日)※閲覧にはUTokyo Accountでのサインインが必要です
- 生成系AI(ChatGPT, BingAI, Bard, Midjourney, Stable Diffusion等)について(2023年4月3日)
- 東京大学の学生の皆さんへ:AIツールの授業における利用について(2023年5月26日付/2023年5月29日掲載)
- AIツールの授業における利用について(2023年4月28日付/2023年5月16日掲載)
特に,取り扱いに注意を要する情報(試験やレポートの問題,業務で知り得た機密情報,発表・公開すべきでない研究内容,その他関係者以外が知りえない情報)を入力しての利用は避けてください. 2024年9月現在,ユーザのデータがAIモデルの改良に使用されることはなく,AIモデルを改良する目的で人間によるレビューを受けることもないことが,Googleより公表されていますが,Googleへの送信自体は行われていることに注意する必要があります.情報セキュリティポータルサイトの情報も参照してください.
生成AIを利用してはいけない場面や,利用の条件が決まっている場面もあります.特に授業においては,生成AIの利用の可否について,授業の特性に応じて担当教員が判断することになっています.所属学科や専攻および各授業の担当教員の指示に従い,認められていない場合には利用しないでください.論文誌への投稿についても,生成AIの利用が禁止されている場合や,制限・条件が付けられている場合があるため,よく確認するようにしてください.
情報共有・問い合わせ先
本サービスを含む生成AIチャットに関する情報共有のため,UTokyo Slack内に設けられている「UTokyo ARC」ワークスペースに専用のチャンネル #arc-aichat-users
を作成しています.「UTokyo Slackに自由に参加できるワークスペースの中から選んで参加する」ページの手順に従って自身で参加してください.
本サービスはGoogleによって提供されているものであるため,機能の詳細や不具合などについての問い合わせには回答できません.上記の情報共有の場へ投稿してください.
その他,生成AIの関連情報は,「生成AI(ChatGPT等)関連情報」のページにまとめています.